新米女性編集者の松本由紀が、ユーザーの方と同じ第3者の目線で、“ちょっと変わった面白い腕時計”を毎週紹介!
今回紹介するのは第1回目以来、久々のレディースウオッチだ。全員がそうではないが、女性からみた腕時計というのは、時間を見る道具というだけでなく、ファッションにあわせる小物としての意味合いが大きいだろう。今回紹介する“Hygge(ヒュッゲ)”の“2089”シリーズは、まさにファッションの一部として着けられる腕時計を探している女性、ぜひおすすめしたいデザインウオッチだ。まずはブランドについて紹介していこう。
》世界的に有名なデザイナーたちによるミニマルなコレクションが特徴
ブランド名のヒュッゲとは、デンマーク語で“居心地のよい”という意味。日本でもとても人気の高いシンプルでミニマルな北欧デザインを軸に、著名なデザイン賞を多数受賞したデザイナーたちがそれぞれのアイテムを手掛けるユニークなコンセプトで時計を展開している。北欧はもとより、ヨーロッパにおいても人気を博している注目の時計ブランドなのだ。
今回、連載コラムで紹介する2089シリーズは、香港生まれ、イギリス国籍のデザイナー“Major W. M.Tse(メジャー・ツェ)”によって生み出されたシリーズだ。“Major W. M.Tse(メジャー・ツェ)”は、英国公認デザイナー協会、香港デザイナー協会、アメリカ・インダストリアル・デザイナー協会のメンバーに選ばれている気鋭のデザイナー。世界的に有名なブランドにて様々な時計のプロデュースとデザインを手掛けている。
次に、セレクトした2089シリーズについて掘り下げていこう。
》デンマーク王立図書館がモチーフのコレクション
2089シリーズのいちばんの特徴は、コペンハーゲンにあるデンマーク王立図書館、別名“ブラックダイヤモンド(外壁が全て黒で覆われているため)”からインスピレーションを受けたケースデザイン。図書館の特徴である、建物が下に向かって幅が狭くなっている逆台形の形を、時計のケースで再現しているのだ。
ケースサイズは32mmと小振りで、ユニークなフォルムで存在をアピールをしつつ、シンプルなので思っている以上に身に着けやすい。このシンプルなのに個性的というスタイルは、スカンジナビアンデザインならではの魅力といえる。
ケースデザイン以外のもうひとつの特徴として、色とりどりのカラーリングが施された針がある。これらのカラフルな針にはヒュッゲシリーズのイメージカラーが採用されており、イエローは時刻、ブルーは分を示す。
グリーンとレッドの針は秒針なのだが、こちらは1本の針で構成されており、色の違う針の先端が、対角線上に常に回っているというわけだ。2色の秒針はデザイン的なアクセントとして存在感を発揮。一見、機能としてはあまり意味がなさそうだが、秒針を伸ばすという斬新な発想が、ユニークさをプラスしていると思った。
Hygge(ヒュッゲ)
2089シリーズ
ブラックカラーで統一されたHGE20081はより、シャープな印象を与え、デンマーク王立図書館ブラックダイヤモンドを完璧に再現しているといえるだろう。■Ref. HGE20081。SS(32×32mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ。1万5120円
ローズゴールドのケースにホワイトの文字盤とベルトでフェミニンな雰囲気をまとったHGE20083は、女性は1本持っているだけでファッションのアクセントになること間違いなし!■Ref. HGE20083。SS(32×32mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ。1万5120円
今回は女性の方に向けて紹介したが、オールブラックモデルは男性の方が着用しても良いし、ペアウオッチやシェアウオッチとしてもおすすめできる。私は、誰が着用しても不自然ではないというのが、デザインウオッチのいいところだと思うのだ。プレゼントとしても喜ばれるこのアイテムをぜひ手に入れてみてはいかがだろうか!
文◎松本由紀(編集部)
【問い合わせ先】
ピーオーエス
http://www.posjapan.co.jp/
ヒュッゲ 公式オンラインストア
http://hygge-watches.com/jp/collection/2089/