女性編集者・佐波が、女性の視点で興味を持った時計を、テーマごとに紹介。今回は、夏のシーン別でオススメしたいペアウオッチを選んでみた。
7月下旬、ジメジメとした梅雨がやっと明けたと思えば、今度はうだるような暑さに、心も体もぐったりしている人も多いのではないだろうか。
しかし、ぐだぐだしてばかりもいられない。夏といえば花火大会や海、キャンプなどのイベントが盛りだくさん。この季節だからこそのレジャーを楽しまないのはもったいない。
ところで夏の計画はもうお済みだろうか。まだ考え中の人も、一緒に夏を楽しみたい相手は頭の中に浮かんでいるかもしれない。友人同士でのお出かけも良いが、カップルやご夫婦、ご家族で過ごしたい、という人も多いはず。
そこで今回は、アウトドア、海、夏祭りの3つのシーン別でオススメしたいペアウオッチをご紹介する。二人の趣味に合わせて選んでみてはいかがだろうか。
【アウトドア】
！注目ポイント
1.電池切れの心配がない、ソーラーウオッチ
2.20気圧防水なので水もへっちゃら！
タフネスウオッチ“G-SHOCK（Gショック）”と、アクティブな女性に向けたGショックのレディースライン“BABY-G（ベビージー）”のペアモデルをご紹介。
Gショックらしいデザインも魅力だが、一番の注目ポイントは“タフソーラー”を搭載していること。蛍光灯程度の弱い光でも動力に変える、高度な感知ソーラーパネルを採用した、カシオ独自のソーラー充電システムだ。
一般的なクォーツだとバッテリーの残量がわからず、急に電池が切れてしまうこともあるが、タフソーラーが搭載された2モデルは、充電しながら使用することができるので、アウトドアの際にも安心だ。
フル充電時からソーラー発電なしの状態でも約10カ月も長時間駆動を実現している。さらに注目なのが、暗所に一定時間放置し続けた場合に、一時的に表示を消す“パワーセービング機能”を搭載している点だ。パワーセービングを活用した時は約26カ月もの長時間稼働を可能にしている。
また20気圧（200m防水相当）もの高度な防水機能を備えているので、釣りや渓流を歩くリバートレッキングの際にも問題なく着用できる。この夏は夫婦やカップルそろって、アクティブに楽しんでみてはいかがだろう。
（左）男性オススメモデル
G-SHOCK（ジーショック）。Ref.GW-M5610-1BJF。樹脂（46.7×43.2サイズ）。20気圧防水。2万1600円
（右）女性オススメモデル
BABY-G（ベビージー）。Ref.BGD-5000MD-1JF。樹脂（44.7×40サイズ）。20気圧防水。2万520円
問.カシオ計算機 お客様相談室
（Gショック）
https://g-shock.jp
（ベビーG）
https://baby-g.jp
【夏祭り】
！注目ポイント
1.浴衣にも合う、和風のデザイン
2.軽い着け心地のアセテートバングル
ご紹介するのは、福井県鯖江市の地場産業であるメガネ・漆器の素材、技術を組み合わせた時計作りを行うイガッタコレッティのペアウオッチ。
夏祭りに着けていきたいモデルとして選んだ理由は二つ。一つ目は、浴衣とも相性のよい、日本の伝統技術が盛り込まれているデザインである点だ。
シルバーの文字盤は、越前漆器の塗りの職人技を生かしながら、ステンレスパウダーで現代風に仕上げたものだ。光の当たり具合で色味が変化し、透け感のあるモザイク模様のバングルとの相性もばっちり。
二つ目は、軽くてストレスなく着用できるアセテートバングルが使われている点だ。着慣れない浴衣と合わせるにあたって、せめて腕時計はつけ心地の良いものを身につけたい、と思うのは私だけではないはず。
その点、アセテートは、肌に優しい素材で着け心地が良く、スモールフェイスでわずか26g、ビックフェイスでも57gでとても軽い。バングルタイプなので、ちょっとしたアクセサリー感覚で着けられるのも魅力といえる。
色はキャンディーブルー、キャンディーレッド、キャンディーブラックの3色、それぞれ2サイズで展開している。夏らしい爽やかな雰囲気の、年齢層問わず着けられそうなデザイン。おそろいの時計を着けて、素敵な夏のひとときに華を添えてみてはいかがだろうか。
8月1日（木）より発売開始となる。
キャンディーシリーズ
（右）男性オススメモデル ビックフェイス
SS（42㎜径）。3気圧防水。3万240円
（左）女性オススメモデル スモールフェイス
SS（30㎜径）。3気圧防水。3万240円
問.サンユー
https://igatta-colletti.jp
【海】
！注目ポイント
1.ガンガン泳げる防水性能
2.水着とも相性抜群の色鮮やかなデザイン
グラデーションが効いた、夏のビーチに映えるデザインのアイスウォッチ。シュノーケリングなどのアクティビティにも対応できる、10気圧もの防水性も備えている点も魅力だ。デザインと機能を兼ね備えた、海へおでかけの際にオススメしたい2本をご紹介していく。
通常、高い防水性を備えているモデルは男らしい、がっちりとしたデザインが採用されがち。けれどもアイスウォッチは、シリコンベルトがケースを包み込むように一体となった、なめらかなフォルムに仕上げられている。肌の露出が増える海で万が一、人の肌に腕時計が当たっても、これならば傷つける恐れが少ない。
アイスウォッチの、ベルトとケースが一体になった形状のモデルにはいくつものシリーズがある。防水性は各シリーズ同じ10気圧防水だが、文字盤のデザインが各シリーズ異なる。
今回選んだ“ICE SUNSET（アイス サンセット）”は夕日を意味するシリーズで、なかでも落ち着いた色味で、幅広い年齢層に似合う2モデルを掲載した。
掲載したブルーのモデルは40㎜径のMサイズしかないが、ピンクとブラウンのグラデーションモデルはMサイズのほか、34㎜径のSサイズがある。一般的な男女の手首幅を考慮した着けやすさからいうと、男性はMサイズ、女性はSサイズをオススメしたい。
（右）男性オススメモデル
ICE sunset - ブルー - ミディアム - 3H。Ref.015751。シリコン（40㎜径）。10気圧防水。1万5120円
（左）女性オススメモデル
ICE sunset - ブラック - スモール - 3H。Ref.015746。シリコン（34㎜径）。10気圧防水。1万5120円
問.アイスウォッチ 東京
https://jp.ice-watch.com
文◎佐波優紀（編集部）