歴史ある名手が
手がける高性能クロノグラフ
クロノグラフファン、またはアンティークウオッチに興味がある人であれば、文字盤のブランド名に必ず覚えがあるはずだ。そう、あの“ギャレット”の現行モデルなのである。
そもそもギャレットとは何者か。その起源は1826年、創業者ジュリアン・ギャレットが設立した“ジュリアン・ギャレット社”がすべてのはじまり。創業時より同ブランドが尽力していたのは“クロノグラフの製造”。事実、1910年代から20年代にかけて、ワンプッシュクロノグラフの開発に成功している。これはリューズと同軸上に据えられたプッシャーひとつで、クロノグラフのすべてを制御するというもの。ロンジン社が世界初のワンプッシュクロノグラフを13年に発表しているため、ギャレットも同社に匹敵するほどの技術を有していたということになる。
そもそもギャレットとは何者か。その起源は1826年、創業者ジュリアン・ギャレットが設立した“ジュリアン・ギャレット社”がすべてのはじまり。創業時より同ブランドが尽力していたのは“クロノグラフの製造”。事実、1910年代から20年代にかけて、ワンプッシュクロノグラフの開発に成功している。これはリューズと同軸上に据えられたプッシャーひとつで、クロノグラフのすべてを制御するというもの。ロンジン社が世界初のワンプッシュクロノグラフを13年に発表しているため、ギャレットも同社に匹敵するほどの技術を有していたということになる。
また、40年代に入ると“フライングオフィサー”“コマンダー”など、数々のエポックメイキングなクロノグラフを生み出す。特にフライングオフィサーは現在、伝説的な軍用時計となっており、愛好家垂涎の逸品として広く知られる存在だ。
その後も綿々と時計を作り続けていたギャレットだが、2014年以降は目立った活動がなかった。しかし、今年に入って待望のニューモデルを発表。名門エボーシュメーカーと共同開発したハイスペックムーヴメントを搭載する限定機である。
その後も綿々と時計を作り続けていたギャレットだが、2014年以降は目立った活動がなかった。しかし、今年に入って待望のニューモデルを発表。名門エボーシュメーカーと共同開発したハイスペックムーヴメントを搭載する限定機である。
ギャレットの[語りドコロ]
<クロノグラフの名門、ギャレット>
数々の名機を世に送り出したクロノグラフの名門、ギャレット。その代表例と言えば1940年代のワールドタイム機能付きクロノグラフ“フライングオフィサー”であろう。これは非公式ではあったがアメリカ海軍航空隊、スイス空軍に採用された。
100th アニバーサリー レーシング ヘリテージ クロノグラフ
腕時計タイプのクロノグラフをカーレースに初めて提供した年から丸100年を迎えた2018年。このモデルはそれを記念したスペシャルモデルとなっており、ケース内には名門エボーシュ“ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ”と共同開発したCal.550が搭載されている。
■SS(40.7㎜径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.550)。世界限定500本。8700ドル(日本円で約98万円)
■SS(40.7㎜径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.550)。世界限定500本。8700ドル(日本円で約98万円)
<現代的なクロノグラフムーヴメント>
ムーヴメントの基本的なスペックは毎時2万8800振動、最大50時間パワーリザーブ、54石。耐摩耗性に優れるセラミックボールベアリング搭載の自動巻きローターを採用する
<自社アーカイブから範を得たデザイン>
今回のデザインは、1960年代に作られたモータースポーツ用の3カウンタークロノグラフから着想を得ている。写真の左側にある時計がその60年代モデルだ
【BRAND DATE】
GALLET/ギャレット
■URL=http://www.galletwatch.com
■URL=http://www.galletwatch.com