著名な写真家が
立ち上げた注目株
時計のイメージが希薄なマレーシアで誕生した新興ブランド“ミング”は、いま海外の有名ウオッチサイトで度々紹介されている注目株だ。6人の時計愛好家によって立ち上げられたブランドであり、その中心となっているのは世界的なフォトグラファー、ミング・シン氏。ミングのウオッチコレクションは、同氏の美意識が存分に発揮されているというわけだ。
1番の魅力はやはり、オリジナリティーのある文字盤デザインだろう。モダンともヴィンテージともとれる独創的なデザインだが、その作りに注目。実は多層構造を採用していて、文字盤の上にインデックスの層がセットされている。ミステリアスな雰囲気が面白く、手元に個性を与えてくれる1本と言えよう。さらに、本拠があるのは先でも触れたようにマレーシアだが、時計の製造・組み立てに関しては本場スイスで行っているということも見逃せない。
ミングの時計は現在2型のみ。各限定150本でリリースされたが、発売間もなく完売。現在も購入できない状況なので、次回作に期待したい。
ミングの時計は現在2型のみ。各限定150本でリリースされたが、発売間もなく完売。現在も購入できない状況なので、次回作に期待したい。
17.01 ブルーダイアル
立体感のある多層文字盤を採用したミングのファーストコレクション。ブランド名すらない簡潔なデザインが特徴で、搭載するのはセリタの手巻きムーヴメントだ。マテリアルにもこだわりがあり、ケースにグレード5 チタン、風防にサファイアクリスタルを使用する。ヴィンテージウオッチからインスピレーションを得たという小振りサイズ感にも注目したい。
■TI(38㎜径)。100m防水。手巻き(Cal.Sellita SW210-1)。世界限定150本。900ドル(日本円で約10万円)
■TI(38㎜径)。100m防水。手巻き(Cal.Sellita SW210-1)。世界限定150本。900ドル(日本円で約10万円)
シンプルななかにも個性を宿す
このモデルの見所は、多層構造文字盤。左の写真を見ていただければわかるように、文字盤の上にインデックスの層がセットされているため、文字盤にアワーインデックスの影が落ちている。新興ブランドらしい自由で個性的なデザインと言えよう。さらに、文字盤中央部には螺旋状の装飾が施され、適度なファッション性も加えられている
【BRAND DATE】
MING/ミング
■URL=https://ming.watch
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