独自構造を採用した
新たな防水時計
2012年にスイスで誕生したモーロン マージー。2人の創業者、エリック・モーロン氏とクリストファー・マージー氏は20年以上、一流ブランドで時計業に従事した後、理想の時計を実現するためにこのブランドを立ち上げる。彼らが目指した理想の時計とは、寿命が限られ定期的に交換しないといけないガスケット(パッキン)を排除した新しい防水時計。モーロン マージーではこれを完成させるために、3年もの期間を費やしたのである。
このガスケットを必要としない独自の防水構造は“nO-Ring”と名付けられ、モーロン マージーの時計すべてに採用されている。上の時計は、主要コレクションである“スチール アーミュア”。屈強な雰囲気を醸し出す重厚なケースと端正な顔立ちが特徴。写真で見る限りケースの仕上げが丁寧で、なかなか良い時計に見える。
実はこのモーロン マージー、バーゼルワールドにも出展しているという実力派。注目度の高いブランドなので、いつの日か日本に上陸する可能性も大いにある。ぜひ、いまから注目しておきたい銘柄だ。
実はこのモーロン マージー、バーゼルワールドにも出展しているという実力派。注目度の高いブランドなので、いつの日か日本に上陸する可能性も大いにある。ぜひ、いまから注目しておきたい銘柄だ。
モーロン マージーの[語りドコロ]
<3年もの歳月を費やして完成させた“nO-Ring”>
独自構造“nO-Ring”の展開図。通常、ケースやリューズ周りには水の侵入を防ぐためのガスケット(パッキン)が使用される。しかし“nO-Ring”ではそれを使わずに、防水性を確保することに成功した。ガスケットの劣化が原因でケース内に水が侵入してしまうことがあるが、このモデルであればその心配はない。
スチール アーミュア
マッシブなデザインを採用する防水時計、スチール アーミュア。ブランドの独自構造である“nO-Ring”を採用している。外装のクオリティも高く、特にケースのヘアライン仕上げに注目だ。薄い筋目を乱れなく施しているため、高級な雰囲気を醸し出す。
■Ref.Mμ01-202。SS(44mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.3 909A)。5500スイスフラン(日本円でおよそ61万7000円)
■Ref.Mμ01-202。SS(44mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.3 909A)。5500スイスフラン(日本円でおよそ61万7000円)
エテルナ製ムーヴメントがベース
搭載されているムーヴメントはエテルナ社のCal.3909A。毎時2万8800振動で、最大65時間パワーリザーブだ。本作のケースバックはスケルトンなので、このムーヴメントを鑑賞することが可能。ブリッジにはコート・ド・ジュネーブを施すなど、美観にも配慮されている
【BRAND DATE】
MAURON MUSY/モーロン マージー
■URL=http://mauronmusy.com
■URL=http://mauronmusy.com