ビッグメゾンにも採用された
イギリスの名門が復活!
イギリスのウオッチメーカー、デニソン。この名を聞いて、ピンとくる人は相当なアンティークウオッチマニアだとお見受けする。1905年に創業したという歴史あるメーカーなのだが、当時は時計ケースのサプライヤーであった。防水性が高かったデニソン製の時計ケースはイギリス国内だけでなく、何と20年代のロレックスやオメガなどにも採用されていたのである。
65年に操業停止となってしまうデニソンだが、2010年、熱心な時計ファンの手によって再度商標が取得され、見事に復活を遂げる。
その5年後に発表したのが新生デニソンの第1弾コレクション(写真の3モデル)。1950年代のアーカイブからインスパイされたモデルであり、文字盤の装飾やインデックス・針のデザインなど、当時の雰囲気を匂わす秀逸なヴィンテージデザインが特徴。当然、ケースはイギリス国内で製造され、当時のデニソン品質を継承している。
その5年後に発表したのが新生デニソンの第1弾コレクション(写真の3モデル)。1950年代のアーカイブからインスパイされたモデルであり、文字盤の装飾やインデックス・針のデザインなど、当時の雰囲気を匂わす秀逸なヴィンテージデザインが特徴。当然、ケースはイギリス国内で製造され、当時のデニソン品質を継承している。
デニソンの[語りドコロ]
<サプライヤーとしてロレックスにケースを納入>
写真は1920年代に製造されたロレックスの裏ブタ。そこには“DENNISON MADE IN ENGLAND FOR ROLEX”と表記されている。当時高い耐久性と防水性を誇っていたデニソンケースは大変重宝されたという。ロレックス以外では、オメガ、IWC、ジャガー・ルクルト、ゼニス、そしてイギリスのメーカーであるスミスなどにケースを供給していた。
DENCO53
2010年に再出発を果たした新生デニソンのファーストコレクション。ロレックス・エクスプローラ—Ⅰの最初期モデル(Ref.6298)を想起させるヴィンテージ顔に注目したい。サイズも絶妙で、38mm径を採用する。ケースはイギリス製だが、ムーヴメントや針、文字盤などはスイス製。
■SS(38mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.ETA 2824-2)。£2,400(日本円で約31万9000円)
■SS(38mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.ETA 2824-2)。£2,400(日本円で約31万9000円)
マニア垂涎の“DENNISON”刻印
ケースバックには1900年代当時と同じ書体で“DENNISON”と刻印される。アンティークファンであれば見逃せない
【BRAND DATE】
DENNISON/デニソン
■URL=https://dennisonwatches.com
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