国産時計ブランドのミナセがヨーロッパへ本格進出を開始2018-03-12
協和精工が手掛ける自社オリジナル国産腕時計ブランドのミナセ(MINASE)が、スイス・ジュネーブの高級時計専門店、ラ・メゾン・ド・オロジュリー(La Maison de l'Horlogerie)で4月から販売をスタートする。ミナセが海外で発売されるのは今回が初で、ミナセのヨーロッパ本格進出の足がかりとなる。
協和精工は1963年に精密工具メーカーとして創業した総合時計製作メーカーで、73年には秋田県湯沢市に工場を設立。同社が製造する精密微細工具、CBN工具、PCDダイヤモンド工具などは自動車業界や半導体業界、金型業界、部品加工メーカーをはじめ、スマートフォンや自動車のエンジン、航空機、医療機器、注射針の穴開けなどの様々な製造現場に普及している。時計製造においてももちろん、その技術力は活かされており、特にリューズ部分の穴開けに用いる特殊な段付きドリルは時計業界をはじめ広く浸透している。時計のケース製造でも確固たる地位を確立しており、96年には、時計の設計開発から製作まで手掛ける総合時計製作メーカーとなり、2005年には自社オリジナル国産腕時計ブランドとしミナセ(MINASE)を創設した。世界的にも珍しい精密加工と研磨技術が見事に融合したハイクオリティな時計を生み出し、日本独特の匠の技を秋田県皆瀬から世界へ発信する。
今回のラ・メゾン・ド・オロジュリーでのミナセ発売を記念し、4月11日(水)には、ヨーロッパの時計愛好家や現地メディアを対象に、ラ・メゾン・ド・オロジュリー主催でミナセナイト(MINASE NIGHT)を開催。会場では、ミナセ代表取締役社長の鈴木 豪氏自らがミナセ初となるオリジナルムーヴメントを搭載したセブンウィンドウズを発表し、受注を開始することになっている。
ラ・メゾン・ド・オロジュリー(La Maison de l'Horlogerie)とは?
ジュネーブにあるスイスブランドの高級腕時計とアンティーク時計の専門店。店名は“高級時計の館”を意味する。ギャラリーや工房、レストラン、書店も併設されており、時計に関する貴重な情報が集まる場として高いステータスを有する。同店で日本ブランドの腕時計が展示されるのはミナセが初となる。
http://www.lmdh.ch/fr/
ブランド名
MINASE/ミナセ
モデル名
セブンウィンドウズ
型番
Ref.VM05-M01SB
ケース素材
ステンレススチール
ベルト素材
ステンレススチール
サイズ
48.5×39㎜サイズ(14.5㎜厚)
防水性
日常生活(5気圧)防水
ムーヴメント
手巻き(Cal.KT5001)/約120時間パワーリザーブ
販売予価
8680スイスフラン〜(日本円で約99万8000円~)
機能・特記事項
世界限定40本/パワーリザーブインジケーター/MORE構造のブレスレット
【 問い合わせ 】
協和精工
☎ 04-7157-4649(ミナセ専用電話回線)
https://www.minase-watches.com