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「新エアキング」3つの気になること。。2017-05-18
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ミルガウスとエアキングの関係?
3月に行われたバーゼルワールドでロレックスの2017年モデルが発表になりましたね。50周年の節目として新シードゥエラーが発表になっていましたが、相対的には今回は控えめなラインナップという印象でした。昨年予想外だった新生エアキングのインペクトが大きかったため、特にそう感じるのかもしれませんが、そんなわけで今回は、WATCH MEDIA ONLINEというニュースサイトに僕が書いたエアキング、Ref.116900の記事を紹介したいと思います。
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最初にこのエアキングを見たときは、正直「えっ、どうしたの?」と思いました。2014年に生産終了した旧エアキングといえば、ケース径34mmと小振りで、ロレックスのエントリーモデル的な位置づけにあった身近なコレクション。それがいきなり耐磁性能を有したスポーツ系モデルとして生まれ変わり、しかもそのルックスたるやロレックスのイメージからしてあまりにも主張の強いものだったからであります。「飛行史へのオマージュ」として誕生したらしいのですが、「Air-king」が生まれた1950年代初期からこのペットネームにはそのような意味が込められていたということなのでしょうかね。知りませんでした。
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●1950年代初期のAir-King(Ref.5500)
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●2014年で姿を消したひとつ前の4代目エアキングのRef.114200
この個性的なデザイン、実は瓜二つのモノが別にあるのをご存じですか。新エアキングが発表された当初はロレックス愛好家の間で大変話題になったため知っている方も多いかもしれませんが、それはロレックスが支援しているプロジェクトのひとつで、ジェットエンジンを搭載した超音速カーによって、時速1000マイル(時速1609km)の地上最速記録の樹立を目指して開発された「ブラッドハウンドSSC」のコクピットに装備されているロレックス製クロノグラフです。
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●1000マイル(時速1609km)の地上最速記録の樹立を目指して開発された「ブラッドハウンドSSC」
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●右がブラッドハウンドSSCのコクピットに装備されたロレックス製クロノグラフ。その左に新エアキングを勝手に合成して並べてみました。もちろん大きさは違うでしょうが、それにしてもかなり似ていると思いませんか
上の写真を見てもおわかりのように、ミニッツスケールを大きくしたインデックス、ロゴやクラウンマークの配色などまさに酷似じゃありませんか。でも公式WEBサイトには、これを採用したとはひと言も触れていない。どうでもいい事かもしれませんが、どうも気になります。
さて、この新エアキングですが、もうひとつ気になる点があります。それはどれだけの耐磁性能を有しているのかということ。スペックを確認すると搭載するムーヴメントはCal.3131。これは耐磁時計として知られるミルガウス(前回のその3で紹介)専用に作られ、耐磁性が強化されているキャリバーナンバーと同じ。さらにそのムーヴメント自体は磁気シールドで保護されているとも記載されています。となれば1000ガウス(8万アンペア毎メーター相当)の耐磁能力を持つミルガウスと同じ性能なのではないかと思ってしまうわけです。しかしながら公式にはそのことについてどこにも触れられていないのであります。
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●1000ガウスの耐磁性能を誇るミルガウス。鮮やかなZブルー文字盤のRef.116400GV
ロレックス専門の並行輸入ショップとして知られる「クォーク」のFacebookには、実際に裏ブタを開けた中身の写真がアップ(出たばかりの時計を開けるとはスゴイ!)されました。それを見ると確かにミルガウスと同じく磁束密度を表す「B」とともに矢印のマークが磁気シールド中央に刻印されているのが確認できます。つまりミルガウスと同じ性能であっても何ら不思議ではないのです。
●写真はコチラ
https://www.facebook.com/909.co.jp/photos/pcb.1264345896959524/1264345046959609/?type=3&theater
しつこいようですが、もし仮に同じ性能だとした場合はもうひとつ気になる点が浮かび上がってきます。それは国内税込定価です。ミルガウスのRef.116400GVが84万2400円。一方の新生エアキングRef.116900が63万7200円。約20万円もエアキングのほうが安く買えるのであります。この差の理由はわかりませんが、もしミルガウスと同じような性能で価格が安いとなれば、これまでロレックス唯一の耐磁時計として確立してきたミルガウスのポジションが微妙に薄れてしまうような気がしてなりません。
そうすると頭をよぎるのは「ディスコンティニュード」という言葉。そんなことを思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか・・・。時計史に残る銘柄だけにぜひそうならないで欲しいものですね。m(_ _ )m
ちなみに、並行輸入市場における実勢価格は、ミルガウスのRef.116400GVが定価84万2400円に対して73万円前後。エアキングRef.116900が定価63万7200円に対して65万円前後です。購入の参考に。。。
@kikuchiのいまどきの腕時計考
菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa
時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」、近年では女性向けウオッチマガジン「ワッタイム」と、時計関連の雑誌を次々に生み出す。最近はアンティークウオッチのテイストを再現した時計、SHC(ゾンネ・ヒストリカルコレクション)の企画・監修も行っている。
 
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