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西城 秀樹 (Vol.29)2006-09-01
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パワーウオッチ|男の肖像|西城秀樹
パワーウオッチ|男の肖像|西城秀樹
当日着けていたのは、ちょっと派手めのロックマン。30本近いコレクションを持っている西城さんは、その日の気分やファッションに応じて時計をチョイス。これだけ派手な時計を嫌味にならずさらりと着けているのはさすが
パワーウオッチ|男の肖像|西城秀樹
こちらは1940年代製と思われるロレックスのバブルバック。小振りのケースがノスタルジックな気分をかき立てる。なかなか探しにくい時計だが、西城さんは4本所有している
長きにわたって歌謡界をリードし続けてきた西城秀樹さんは、実は隠れた時計コレクターとして知られている。もともとスウォッチの熱狂的なコレクターだったのだが、15年ほど前からアンティークウオッチの世界にもはまり、今では30本ほどのコレクションを持つに至っている。

「初めてクラシカルな時計を買ったのはこのロレックスでした。雑誌で見つけて『これ、入荷しないかな?』って聞いて1年待ちでやっと手に入れたんですよ。亡くなった父がしていた時計が同じタイプのものだったんです。僕がまだ小さい頃、父がそれを着けているのを見て、子供心に『かっこいいなぁ』って思ってたんですよ。子供の頃は結構大きく見えたんだけど、実際はボーイズサイズだから小さいんですね。でも、この時計を見ていると、子供の頃の思い出が蘇ってくるんですよ。高度成長期で日本中のみんなが頑張って働いていた時代で、何ともいえない懐かしさを感じるし、あの時代の持っていたパワーを分けてもらえるような気がする。そういう意味でも大事な時計です」

僕がまだ小さい頃、父がそれを着けているのを見て、
子供心に『かっこいいなぁ』って思ってたんですよ。


そう言いながら見せてくれたのは、1940年代製と思われるロレックスのバブルバックだ。もちろん機能性を追求するなら、もっと新しい時計のほうがベターだろう。しかし西城さんにとって、時計とは単なる道具に留まるものではない。

「こういう仕事をしているから、ゴールドや宝石を使っていて誰が見ても派手な時計は逆にあまりしないようにしてるんですよ。時計の知識がある人が『おっ!やるな』と思ってくれるくらいがちょうどいい。手巻きにこだわるのも、1日の始めに自分の生命を吹き込むような感覚があるからなんです。僕はクラシカルアートとモダンアートの両方が好きなんですが、デザインもその両方を感じさせるものが好みなんですね。時計に関しては、特にそういうものを好む傾向が強いです。ほかにはフランク・ミュラー、カルティエなどもいろいろ持っていますけど、コレクションとしてこだわってるのは、やはりアンティークのロレックスです」

手巻きにこだわるのも、1日の始めに自分の生命を吹き込むような感覚があるからなんです。

一方で、当日実際に着けていたのはポップなカラーリングのファッションに合わせたロックマンの時計で、こちらも実によく似合っていた。「時計は日常身に着けて使うことができるアート」と言う西城さんだけに、時計のコーディネイトも堂に入っており、自己表現ツールとしての時計を楽しむ大人ならではの余裕が感じられた。
SAIJO HIDEKI
西城 秀樹 (歌手・タレント)
1955年4月13日生まれ、広島県出身。幼少時から音楽に親しみ、小学生のときからドラムを叩く。高校時代にスカウトされ上京。1972年に『恋する季節』でデビュー。『薔薇の鎖』『激しい恋』『傷だらけのローラ』『YOUNG MAN』など数多くのヒットを飛ばし、郷ひろみ、野口五郎らとともに新御三家として人気を博す。現在も歌謡界の第一線で活躍するスーパースターであり、テレビ出演やコンサート活動などで活躍を続けている。
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