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永田 裕志 (Vol.74)2015-04-25
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パワーウオッチ|男の肖像|永田裕志
パワーウオッチ|男の肖像|永田裕志
ロレックス デイトジャスト。WGコンビで青文字盤、ローマンインデックスの気品あるデザイン。シチュエーションを選ばずに使えるシンプルなデザインが気に入っている
 新日本プロレスを代表するレスラー、永田選手が愛用する時計は、端正なルックスのロレックスのデイトジャストだ。

 「とあるスポンサーの方からいただいたものです。いただいたのはアメリカのWCWという団体に長期遠征していて、日本に帰ってきた1998年ですね。そろそろトップレスラーを目指すという位置で、その応援の意味も込めてということだったと思います。この時計をいただいてから時計に対する見方が変わりました。巡業でホテルに泊まったときでも、いい時計をしているとまわりの見る目が違うような気がするんですよ」

 一流のレスラーを目指すなら、一流の物を身につけないといけないという考えはプロレス界に根強いが、永田さんもその感覚が少しわかった気がするという。

「それを強く意識させられたのは、アメリカに遠征しているときでしたね。向こうでは全米を飛行機で移動するんですけど、空港から試合会場までは各自でレンタカーを借りて運転しなきゃいけないんですよ。そのときも自分たちは普通クラスのクルマなんですが、スコット・ホールやレックス・ルガーといったメインイベンターになるとキャディラックの高級車。さらにハルク・ホーガンなどの超大物だとリムジンになるんです。そうやって日常生活でも、トップとはこういうものだっていうのをわかりやすく示していくんです。若手はそれを見て上を目指すわけですよ。だから日本でもアントニオ猪木さんやジャイアント馬場さんは徹底していたんですよね。トップレスラーならこういう生活ができるんだっていうのを示していくことは大事なことですよ」

 昭和プロレス黄金期の名残りを受け継いだ最後の世代が、永田さんたちだったのかもしれない。

 「先輩レスラーはアクセサリーや時計も金無垢をじゃらっとさせていて、セカンドバッグに大金入れているっていうのがステイタスでしたね。新弟子時代に先輩たちのそういう姿を見ていたけど、当時は日々の練習についていくのが精いっぱいで、羨ましいと思う余裕すらなかったです。自分はファッションに無頓着なタイプですしね。逆に下の世代はファッション的にも洗練されているし、棚橋(弘至)や中邑(真輔)たちはかなりオシャレだと思いますが、ストリートカジュアルっぽいのが主流なんで、時計に高級感を求める意識は薄くなっているかもしれないです。あえて言えばオカダ(カズチカ)くらいじゃないですか。あいつは『金の雨を降らせる男』ってキャッチフレーズなんで、安い時計してたらシャレにならないですからね(笑)」

YUJI NAGATA
永田 裕志(プロレスラー)
1968年4月24日、千葉県生まれ。日体大在学中にレスリング全日本学生選手権で優勝し、92年に鳴り物入りで新日本プロレスに入門。2001年にはG1クライマックス優勝、02年にはIWGPヘビー級王座を奪取し、当時の橋本真也の記録を破る10回防衛を果たしたことで名実ともに新日本を代表するトップレスラーとなる。グレコローマンの素養を生かしたレスリングテクニック、オリジナリティのある関節技には定評があり、いまもなお団体内で大きな存在感を放っている。他団体にも積極的に参戦しており、多くの名勝負を生み出している。
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